2011/8/24

ポーランド

11年GDP予想を下方修正=JPモルガン

この記事の要約

ポーランド日刊紙『Gazeta Wyborcza』によると、JPモルガンはこのほど、同国の今年の国内総生産(GDP)予想を当初の前年比4%増から3.8%増に下方修正した。ポーランドの今年1-3月期のGDP成長率は4.4% […]

ポーランド日刊紙『Gazeta Wyborcza』によると、JPモルガンはこのほど、同国の今年の国内総生産(GDP)予想を当初の前年比4%増から3.8%増に下方修正した。ポーランドの今年1-3月期のGDP成長率は4.4%と好調だった。アナリストは4-6月期も4%台を予測しているが、下半期は経済成長の減速傾向が強まる見通しで、通期で4%台を確保するのは難しいという。BNPパリバも同様に4%から3.8%に下方修正し、2012年については3.2%と予測した。

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ポーランドの6月の鉱工業生産は前年同月比2.0%増と、5月の7.7%から大きく後退した。さらに、同国統計局が18日発表した7月の鉱工業生産は1.8%増となり、上げ幅は過去21カ月で最低の伸び率となった。また、ポーランドの輸出の55%を占めるユーロ圏の4-6月期域内総生産(GDP)は前期比0.2%増、最大の輸出先のドイツのGDPは0.1%増に減速しており、ポーランド経済にも影響が及ぶのは必至だ。

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一方、ポーランドのヤツェク・ロストフスキ財務相は23日、現地ラジオのインタビューで「ポーランド経済は2012年も政府が予測した年4%の成長を維持するだろう」と発言。世界経済の先行きは不透明で、現在の予測を修正する意味はないとした。

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