2011/8/31

ハンガリー

バンク、Q2は36%の増益

この記事の要約

ハンガリー最大手銀行OTPが19日発表した2011年4-6月期連結決算は、税引き後利益が373億フォリントとなり、前年同期から36%増加した。昨年導入された銀行税による72億フォリントの追加税負担と特別要因を排除した同利 […]

ハンガリー最大手銀行OTPが19日発表した2011年4-6月期連結決算は、税引き後利益が373億フォリントとなり、前年同期から36%増加した。昨年導入された銀行税による72億フォリントの追加税負担と特別要因を排除した同利益は5%増の446億フォリント。ロシア事業が好調で同額の35%(157億ユーロ)を国外事業が占めた。一方、国内事業は30%減と振るわなかった。また、上半期の税引き後利益は7%増の745億フォリントだった。

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第2四半期の純金利収入は前年同期比1%増の1,510万億フォリント。ただし、国内事業では12%減少した。純手数料収入は4%増の354億フォリントだった。不良債権向けの貸倒引当金は前年同期比40%減、前期比12%減の500億フォリントに改善した。一方、スイスフランが対フォリントで12%高騰したことが響き、不良債権比率は15.4%と、今年3月末の15%、前年同期の12.3%からさらに膨らんだ。ハンガリーでは世帯の64%が外貨建てで借金をしており、その大半をスイスフランが占めている。

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自己資本比率は欧州の銀行の平均を上回る13.8%を確保。リテール事業に強いことや国債購入事業にほとんど関与していないことがプラス要因になっている。(1HUF=0.41JPY)

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ロシア
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