2011/9/7

ロシア

鋼管大手TMK、上期は大幅増益

この記事の要約

ロシアの鋼管最大手TMKが2日発表した2011年上半期決算(国際財務報告基準IFRS)は、最終損益が2億5,800万米ドルの黒字となり、黒字幅は前年同期(6,700万ドル)のほぼ4倍に拡大した。世界的な景気回復による販売 […]

ロシアの鋼管最大手TMKが2日発表した2011年上半期決算(国際財務報告基準IFRS)は、最終損益が2億5,800万米ドルの黒字となり、黒字幅は前年同期(6,700万ドル)のほぼ4倍に拡大した。世界的な景気回復による販売量と価格の上昇や製品の多角化で、粗利益が拡大する一方、金融コストが減少したことが奏功した。売上高は38%増の35億5,000万ドル。営業利益(EBITDA)は51%増の6億2,500万ドルだった。

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売上高に占めるロシア国内のシェアは63%。製品別ではシームレス鋼管が57%で過半数を占めた。鋼管の販売量は16%増の217万9,000トンで。シームレス鋼管が15%増の123万5,000トン、溶接鋼管が17%増の94万4,000トンだった。

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TMKによると、ロシアの鋼管需要は上期に前年同期から31%成長し、今後も堅調に推移する見通しだ。下半期については、7-9月期は季節要因で需要が弱まるが、10-12月期は回復すると見込んでいる。

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