2011/10/19

チェコ・スロバキア

チェコのインフレ率、9月は1.8%

この記事の要約

チェコ統計局が10日発表した9月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比1.8%で、8月の1.7%を上回った。ただ、中央銀行の予測値を0.4%下回り、インフレ圧力が弱まっていることを示した。前月比ではマイナス0.2% […]

チェコ統計局が10日発表した9月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比1.8%で、8月の1.7%を上回った。ただ、中央銀行の予測値を0.4%下回り、インフレ圧力が弱まっていることを示した。前月比ではマイナス0.2%。

\

前月比でマイナスとなった要因のひとつは、夏の休暇シーズンが終わりパッケージ旅行の価格が大幅に引き下げられたためで、同分野は13.3%低下した。食品全体では0.2%上昇。ジャガイモが5.5%、根野菜・葉野菜が9.8%、食用油が2.6%低下した一方で、鶏卵が9.9%、トマトなどの果肉野菜が17.6%、パンが1.6%の幅で上昇した。

\

インフレ圧力が弱まっているとはいえ1年前に比べると食品価格の上昇は著しく、パン26.3%、小麦粉32.1%、ミルク11.4%、食用油19.1%、コーヒー25.5%など家計の負担が増加している。また、天然ガス11.5%、電気5.4%、水道6.2%と公共料金も値上がりした。

\