2011/10/26

CIS諸国

カザフスタン、風力発電プロジェクト具体化へ

この記事の要約

カザフスタンが再生可能エネルギー開発に動き出した。現地通信社『カザフスタン・トゥデイ』が先ごろジャクサリエフ産業・新エネルギー副大臣の発言として報じたところによると、政府は2014年の稼働開始に向けて風力発電所建設プロジ […]

カザフスタンが再生可能エネルギー開発に動き出した。現地通信社『カザフスタン・トゥデイ』が先ごろジャクサリエフ産業・新エネルギー副大臣の発言として報じたところによると、政府は2014年の稼働開始に向けて風力発電所建設プロジェクトの計画を進めている。発電施設の装備の一部は国内で生産するという。

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ロシアのオンライン情報サイト『cleandex.ru』によると、デンマークの風力発電システム大手ヴェスタスがカザフスタンでの事業計画を策定中で、アスタナとエレメンタウに総発電能力500メガワットの風力発電パークを建設するもようだ。投資規模は2億ユーロに上るという。同国の風力発電プロジェクトが具体化しつつあることがうかがえる。

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政府は国内総発電量に占める再可エネの割合を、現状の0.5%から2020年までに3%に引き上げるという政策目標を掲げており、風力に加えて水力や太陽エネルギーの利用も強化する。アスタナとエスケメンに100%公的資金による太陽光発電(PV)パネル製造工場の建設も計画中で、2014年までに再可エネの発電量を全体の1%に相当する10億キロワット時に引き上げるとしている。

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