2011/12/7

ロシア

ロスアトム、ポーランドの原発入札に参加の意向

この記事の要約

ロシアの国営原子力企業ロスアトムがポーランド初の原子力発電所建設の競争入札に応札する方針だ。現地有力紙『ジェチポスポリタ』が2日報じた。\ ロスアトムの担当取締役は同紙の取材に対し、「入札が公示されれば、専門家グループを […]

ロシアの国営原子力企業ロスアトムがポーランド初の原子力発電所建設の競争入札に応札する方針だ。現地有力紙『ジェチポスポリタ』が2日報じた。

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ロスアトムの担当取締役は同紙の取材に対し、「入札が公示されれば、専門家グループを選任し、入札提案書の作成を始める」とした上で、ロスアトムが応札することを「確信している」と述べた。

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ポーランド政府は2030年までに原発2基(6,000メガワット)を建設する計画で、同国電力最大手PGEが最初の1基の入札を年内に開始する予定。すでに、東芝傘下の米ウエスチングハウス(WH)やGE日立ニュークリア・エナジー、仏アレバと仏電力公社(EdF)の企業連合が関心を表明している。

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取締役は、ロスアトムは27億ドルで1000メガワット規模の原発を建設できると述べ、ポーランド初の原発(3,000メガワット)の建設コストは約80億ドルになるとの見通しを示した。

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