2011/12/14

ロシア

11月のインフレ率は6.8%

この記事の要約

ロシア連邦統計局が5日発表した11月のインフレ率は前年同月比で6.8%となり、前月の7.2%から減速した。市場予想の7.0%を下回り、15カ月ぶりの低水準となった。景気の減速懸念が強まるなか、中央銀行が金融緩和に踏み切る […]

ロシア連邦統計局が5日発表した11月のインフレ率は前年同月比で6.8%となり、前月の7.2%から減速した。市場予想の7.0%を下回り、15カ月ぶりの低水準となった。景気の減速懸念が強まるなか、中央銀行が金融緩和に踏み切る可能性が高まっている。

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投資会社ルネッサンス・キャピタルのチーフエコノミスト、チャカロフ氏は、「インフレ率の低下傾向は続いており、12月は6.8%を下回る可能性もある」と指摘。インフレ圧力は穏やかになっている一方で、経済成長への下押し圧力は高まっているとして、中銀が今月下旬に開く金融政策決定会合で利下げを実施する環境が整っているとの見方を示した。一方で、「内需が堅調に推移していることから、年内は様子見の姿勢をとるのではないか」(INGバンクのエコノミスト、ポレボイ氏)と、据え置きを予想する声もある。

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