2011/12/21

総合・マクロ

ポーランドとハンガリー、インフレ率が加速

この記事の要約

ポーランド中央統計局(GUS)が13日発表した2011年11月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で4.8%上昇した。上げ幅は10月の4.3%から0.5ポイント拡大し、市場の予想を上回った。ズロチ安で輸入コストが膨ら […]

ポーランド中央統計局(GUS)が13日発表した2011年11月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で4.8%上昇した。上げ幅は10月の4.3%から0.5ポイント拡大し、市場の予想を上回った。ズロチ安で輸入コストが膨らんでいることから、食品や輸送、医療サービスの価格が大幅に上昇した。

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ポーランド中央銀行は今年1~6月にインフレを抑制する目的で計1ポイントの利下げを実施した。インフレ率は5月に過去10年で最高の5%を記録した後、9月には3.9%まで落ち着いたが、10月には再び4%台に上昇。中銀目標の2.5%を大きく上回っている。

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ハンガリーのインフレ率も市場予想を上回る上げ幅を示した。中央統計局(KSH)の13日の発表によると、11月のCPIは前年同月比4.3%となり、前月の3.9%から0.4ポイント上昇。前月比では0.7%増となった。

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11月1日付でディーゼル燃料やアルコール飲料・たばこの物品税が引き上げられたことから、自動車用燃料は前月比で3.4%、アルコール飲料・たばこは1.2%上昇し、物価を押し上げた。一方、光熱費やその他の燃料は0.5%増で平均上げ幅を下回り、サービスと耐久消費財はそれぞれ0.2%、0.1%減少した。

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物価変動の激しい食品と燃料価格を除いたコアインフレ率(季節要因調整済み)は前年同期比3.1%増、前期比では0.3%増だった。

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