2011/12/21

ポーランド

風力発電の普及が加速

この記事の要約

ポーランドで風力発電の普及が加速している。ポーランド風力エネルギー協会(PSEW)によると、風力発電の新規設置容量は昨年と今年にそれぞれ約500メガワット(MW)増加した。2013年までに1.5ギガワット(GW)が追加さ […]

ポーランドで風力発電の普及が加速している。ポーランド風力エネルギー協会(PSEW)によると、風力発電の新規設置容量は昨年と今年にそれぞれ約500メガワット(MW)増加した。2013年までに1.5ギガワット(GW)が追加される見通しだ。

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風力発電施設の設置が進んでいる理由としてPSEWのセクシンスキ会長は、欧州連合(EU)からの補助金を挙げる。13年までに計画されている設置プロジェクトへの投資総額は80億ズロチ(17億6,000万ユーロ)。最大の案件は、独エネルトラークが西部に500MWの施設を建設するというもの。国営電力会社PGEは来年、108MWの設置を計画している。

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EU最大の石炭産出国であるポーランドは、国内発電量の93%を石炭火力発電が占めている。こうした状況を打破する政策の一環として、トゥスク政権は風力発電の発電能力を15年までに現行の3倍に引き上げ、20年には6,500メガワット(MW)とする目標を掲げており、風力発電設備への投資優遇策を打ち出している。

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