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2012/1/11

ポーランド

政府債務比率、11年は54%

この記事の要約

ポーランドの2011年末時点の政府債務残高は対国内総生産(GDP)でおよそ54%となる見通しだ。ラジヴィウ財務次官が12月30日、明らかにした。\ 同財務次官は、「11年末のズロチのレートなどを考慮に入れた政府債務の対G […]

ポーランドの2011年末時点の政府債務残高は対国内総生産(GDP)でおよそ54%となる見通しだ。ラジヴィウ財務次官が12月30日、明らかにした。

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同財務次官は、「11年末のズロチのレートなどを考慮に入れた政府債務の対GDP比率は54%を超えない水準となると予測している」と述べた。ポーランドは憲法で公的債務残高を対GDP比で60%以下に抑えることを規定している。また、財政法では公的債務残高が対GDP比で55%を超えた場合、翌年の均衡財政達成と財政緊縮案の実施を義務付けているが、今回は回避される可能性が高くなった。

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財務省が12月6日に発表した最新の債務管理戦略によると、12年の政府債務の対GDP比率は53.7%と予想されている。

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