チェコ統計局(CSU)が6日発表した、11月の工業生産高(季節調整済み)は前年同月比で5.4%プラスとなり、10月の同1.7%から大きく改善した。
\業種別にみると、自動車(大型・小型トレーラーを含む)、機械・機器、エネルギー(電気、水道、ガス、暖房、冷房)の工業生産がそれぞれ同17.7%、12.9%、10.2%増加したのに対し、コンピューター・電気製品・光学製品、食品、化学薬品・化学製品の3部門はそれぞれ同21.8%、6.4%、4.6%減となった。
\工業部門の売上高は名目で、前年同月比6.6%増だった。直接輸出の売上高は同15.5%増と好調であったが、国内の売上高(工業部門以外の間接輸出も含む)が0.7%減に落ち込んだため全体が引き下げられた形となった。
\国外からの新規受注は年間ベースで10.6%増加した一方、国内受注は6.8%減と振るわなかった。自動車(大型・小型トレーラーを含む)は9.6%増となり、全体をけん引した。電気機器と金属製品の受注も好調で、それぞれ10.9%、6.2%増となった。
\また、コンピューター・電気製品・光学製品、製紙、機械・設備の新規受注はそれぞれ13.9%、7.1%、1.2%減と低迷した。
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