チェコのシュコダ自動車は5日、2011年の販売台数が前年の76.2万台を15%上回る87.5万台となり、過去最高を記録したと発表した。インドでは販売を50%伸ばし、中国、ドイツ、ロシア市場でも大幅増となった。詳細は1月10日に発表する。
\2011年1月から9月の3四半期の税引き前利益は5億8,800万ユーロ(1460億チェココルナ)に倍増。営業利益も83%増の5億7,500万ユーロ(1430億コルナ)に拡大した。売上高は通期で20%増の76億ユーロ(1兆8870億コルナ)となる見通し。
\同社は2018年までに販売台数を年150万台以上とすることを目標としている。また、2012年末からは親会社フォルクスワーゲン(VW)グループ向けに変速機を生産することになっている。シュコダは昨年新モデルのラピッドとシティゴを市場投入したが、今年も新モデルを発表する予定。ロシア、中国での生産拡大も計画している。VWとシュコダは4日、市場での共食いを避けるために販売車種のすみ分けで合意。VWが中間層向けの上位機種を中心に生産する一方、シュコダは中間層でも予算意識がさらに強い消費者をターゲットとすることになった。シュコダは2018年までに41%以上の成長を見込んでおり、VWグループの成長をけん引していくことが期待されている。
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