中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2012/2/8

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

独企業、トルコで太陽光発電事業に参入

この記事の要約

ドイツの太陽光発電大手ゲーリッヒャー・ソーラーはこのほど、トルコ同業のメルク・ソーラー・エネルジと折半出資で合弁会社ゲーリッヒャー・メルク・ソーラー・エネルジを設立すると発表した。同国の東部と南部で太陽光発電事業を本格的 […]

ドイツの太陽光発電大手ゲーリッヒャー・ソーラーはこのほど、トルコ同業のメルク・ソーラー・エネルジと折半出資で合弁会社ゲーリッヒャー・メルク・ソーラー・エネルジを設立すると発表した。同国の東部と南部で太陽光発電事業を本格的に展開する。また、一般家庭向けにも太陽光発電ソリューションを提供していく予定だ。

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合弁会社は日照時間の多いエーゲ海、地中海沿岸、東部、南部、アナトリア地域を中心に、地元企業との提携を模索する。トルコでは発電容量が500KWhを超えると電力市場規制局(EMRA-EPDK)の認可が必要になるため、設置する発電設備は500KWh以下とする予定。

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独ゲーリッヒャー・ソーラーのクラウス・ゲーリッヒャー社長は「トルコでは電力需要が急増しており、太陽光発電に対する関心も高い。トルコ政府は電力の固定買取制度の導入を検討しており、今後再生可能エネルギー市場の持続的な成長が期待できる」と述べた。

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ゲーリッヒャー・メルクはトルコの太陽光発電市場で50%以上のシェアを確保することを目指しており、2015年までに600MWの設備を設置する計画だ。

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トルコは2023年までに新たに10万MWの電力源を開発することを計画中で、その3分の1を再可エネルギー電力とする予定。太陽光エネルギーで9000MWの電力を確保できると見込んでいる。

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