2012/2/29

総合・マクロ

BNPパリバ、中東欧の経済見通し上方修正

この記事の要約

仏大手銀行BNPパリバは17日、中東欧5カ国(ポーランド 、ハンガリーチェコ、ルーマニア、ブルガリア)の経済成長見通しを上方修正した。これらの国の最大の貿易相手国であるドイツの経済の堅調が見込まれるとして、2012年は前 […]

仏大手銀行BNPパリバは17日、中東欧5カ国(ポーランド 、ハンガリーチェコ、ルーマニア、ブルガリア)の経済成長見通しを上方修正した。これらの国の最大の貿易相手国であるドイツの経済の堅調が見込まれるとして、2012年は前回発表の0.6%から1.4%に、13年は2.2%から2.6%にそれぞれ引き上げた。

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国別成長見通しはポーランドが12年に2.4%、13年に2.7%、ハンガリーが12年に0.1%、13年に2.2%、チェコが12年に0.8%、13年に3.1%、ルーマニアが12年に0.6%、13年に2.0%、ブルガリアが12年に0.7%、13年に1.1%となっている。BNPパリバは先ごろ、ドイツの今年の経済成長見通しを0.4%から1.1%に引き上げている。

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成長見通しに影響を及ぼすリスク要因としては、欧州債務危機の深刻化とイランの核開発問題をめぐる緊張の高まりで原油価格が高騰することを上げている。前者については金融市場でリスクプレミアムが高まり、中東欧の借り手にとって資金調達コストが高くなり、後者は可処分所得と消費の圧迫要因となると指摘している。

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