中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2012/3/21

CIS諸国

ウクライナ、ガスインフラ近代化で独企業と交渉

この記事の要約

ウクライナ政府は、ガス供給インフラの近代化に向けてドイツ企業と交渉を行っている。12日付け現地紙『コメルサント・ウクライナ』によると、エネルギー・石炭産業省は先月下旬、独AEGインダストリアル・エンジニアリング、ドイツ銀 […]

ウクライナ政府は、ガス供給インフラの近代化に向けてドイツ企業と交渉を行っている。12日付け現地紙『コメルサント・ウクライナ』によると、エネルギー・石炭産業省は先月下旬、独AEGインダストリアル・エンジニアリング、ドイツ銀行などと協議を行った。

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AEGインダストリアル・エンジニアリングのオッターポール社長によると、エネルギー・石炭産業省は国営ガス会社ナフトガスのガス圧縮施設の更新工事を打診している。AEGが工事を受注した場合、ドイツ銀行など複数の銀行が総額4億ユーロに上る投資資金を融資するという。

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ウクライナではパイプラインを始めとするガス供給インフラの老朽化が進んでおり、政府の試算では向こう5~7年間で50億~70億米ドルの近代化投資が必要となる見通しだ。

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