中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2012/5/23

ハンガリー

BP主導の送ガス管事業参加を検討

この記事の要約

ハンガリーの石油・ガス大手MOLは、英BPが主導する「南東欧パイプライン(SEEP)」プロジェクトに参加することを検討している。ハンガリー紙『ネープサバッチャーグ』が14日報じた。\ SEEPはアゼルバイジャン産の天然ガ […]

ハンガリーの石油・ガス大手MOLは、英BPが主導する「南東欧パイプライン(SEEP)」プロジェクトに参加することを検討している。ハンガリー紙『ネープサバッチャーグ』が14日報じた。

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SEEPはアゼルバイジャン産の天然ガスをブルガリア、ルーマニア、ハンガリーの3カ国を経由して西欧に輸送する総延長1,300キロメートルのパイプラインで、年間輸送能力は100億立方メートル。既存のパイプラインを利用するため、「ナブッコ」、「アドリア海横断パイプライン(TAP)」、「IGIポセイドン」といった競合プロジェクトと比べコストが安いという利点があるとBPは主張している。BPの広報担当者オドーン氏はネープサバッチャーグ紙に対し、MOLはSEEPプロジェクトで「重要な役割」を果たすと語り、共同作業チームを結成してパイプラインのハンガリー通過部分の可能性について検討していることを明らかにした。

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MOLは墺OMVが主導するナブッコ・パイプラインの建設プロジェクトに参加しているが、同プロジェクトの存続性に疑問があるとして、事業推進母体であるナブッコ・インターナショナル・カンパニー(NIC)の2012年度予算を承認しなかったことを先月明らかにしている。

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