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2012/5/23

チェコ・スロバキア

チェコ、第1四半期GDPは1%減

この記事の要約

チェコ統計局が15日発表した2012年1-3月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比1%減となり、前期の0.3%減に続いてマイナス成長となった。政府の緊縮策に加えて、1月から付加価値税(VAT)が引き上げられたことで内 […]

チェコ統計局が15日発表した2012年1-3月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比1%減となり、前期の0.3%減に続いてマイナス成長となった。政府の緊縮策に加えて、1月から付加価値税(VAT)が引き上げられたことで内需が冷え込んだ。

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輸出依存度がおよそ8割と極めて高いチェコ経済は、ユーロ圏の景気減速に伴い昨年の第3四半期、第4四半期ともにマイナス成長となった。ネチャス政権は財政赤字を対GDP比で今年は3%、来年は2.9%まで抑制するため30億コルナ規模の財政緊縮策を実施する方針を打ち出しており、景気の冷え込みに追い打ちをかけるのではないかと懸念する声もあがっている。

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中央銀行が発表している経済見通しによると、今年はゼロ成長、来年は1.9%のプラス成長となっている。(1CZK=3.97JPY)

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