ポーランドで携帯端末を使った決済サービスの普及が遅れていることが、クレジットカード大手のマスターカードがこのほど発表した「モバイル決済対応指標(MasterCard Mobile Payment Readiness Index、MPRI)」で明らかとなった。
\MPRIは、世界34カ国の個人対個人、Mコマース(移動体通信機器を使った電子商取引)、店舗におけるモバイル決済の対応状況を調査した。モバイル決済の普及度を環境やインフラ、消費者の理解度、法整備などの6項目を評価し、0~100ポイントで数値化した。60ポイント以上を「普及率が高い」としている。
\ポーランドは27.9ポイントにとどまり、26位だった。環境や消費者の理解、法整備で平均を大きく下回ったことが響いた。特に、携帯端末を使って決済する用意があるとした消費者はわずか7%にとどまったという。また、情報通信分野における法整備が不十分とし、改善の余地を指摘した。
\今回のMPRIで1位だったのはシンガポールの45.6ポイント。カナダ(42.0)、米国(41.5)、韓国(39.7)、日本(39.6)などが続いた。なお、60ポイントに達した国はなかった。
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