ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)はガス・石油探索を中心に、今後10年で総額500億ズロチ(143億1,000万米ドル)を投資する方針だ。このうち11億ズロチ強を今年支出する。現地経済紙『パルキエト(Parkiet)』が27日、ヒンツ副社長の話として伝えた。
\PGNiGは先に、ガス探索事業、発電事業及びガス供給・貯蔵事業に対し2015年までに総額270億ズロチの投資を実施すると発表していた。
\大規模な投資計画を裏打ちするように、PGNiGは大型プロジェクトを並行して推進している。
\今年1月には国内電力大手のPGEとタウロン、精銅大手のKGHMと、シェールガス探索における提携で基本合意した。
\また、BPが運営するノルウェー領北海Skarv油田の権益12%を保有するほか、国内で独自の石油プロジェクトを推進中。シェールガス探索でも15件の免許を獲得している。
\このほか、タウロンと共同で南東部のスタロヴァ・ヴォラに熱電併給設備を建設する計画や、ワルシャワにガス火力発電所を設置する計画などがある。
\PGNiGの政府出資率は72.4%。
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