チェコ統計局(CSU)が先ごろ発表した2012年5月の景況感総合指数は前月を1.6ポイント下回わり、2カ月連続の低下となった。商業を除く事業者全てと消費者の景況感が下向いている。
\鉱工業は2カ月連続で景況感指数が低下した。特に、現状の景気評価や国外受注状況が悪化し、向こう3カ月の生産活動も弱まるとの見方が増えている。今後3~6カ月の景気回復への期待も4月に比べ弱まった。一方、商業では現状評価は変わらないものの、向こう3~6カ月の景気回復期待は高まっている。これと対照的に、サービス業は現状評価が改善した半面、中期的な景気回復期待は低下している。
\消費者の景気信頼感は前月を1.7ポイント下回った。年初からほぼ一本調子で悪化しており、今後1年間に景気も家計も悪化するとの見方が強まると同時に、物価上昇への懸念も広がっている。
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