チェコ国営電力のCEZが石炭火力発電所2カ所の売却を検討している。31日の発表によると、燃料を供給するチェコ・コールとの独占交渉が完了しておらず、来年以降の石炭供給が確保できていないことが背景にある。すでにチェコ・コールとEPHが買収に関心を表明している。
\売却を検討しているのは、北西部のポチェラディ発電所(出力1,000メガワット)と中部のフヴァレティツェ発電所(800メガワット)だ。2016年の排気基準を満たすためには改修工事が必要となる。
\CEZは売却するかどうかについての決定基準として、◇提示価格◇今後数年の褐炭調達量の見通し◇両発電所の採算性――を挙げている。
\