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2012/6/13

ハンガリー

1-3月期GDP、前年同期比0.7%減

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した2012年1-3月期の国内総生産(GDP)は前年同期比0.7%減となり、09年10-12月期以来5四半期ぶりのマイナス成長となった。季節・労働日数調整後では1.4%減。前期比で […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した2012年1-3月期の国内総生産(GDP)は前年同期比0.7%減となり、09年10-12月期以来5四半期ぶりのマイナス成長となった。季節・労働日数調整後では1.4%減。前期比では季節調整後で1.2%減だった。

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産業別では、好調だった農業がマイナス7.8%と大きく落ち込んだ。鉱工業(発電を含む)はマイナス0.2%となったが、このうち製造業は0.3%の成長を確保した。自動車など車両の生産が伸びた半面、コンピュータ・電子機器・光学機器は、情報通信機器や消費者向け電子機器の輸出需要が冷え込んだため生産が落ち込んだ。建設業のマイナス10.9%と悪化した。

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GDPを支出面から見ると、最終総消費がマイナス0.5%で、個人家計の実質消費が0.7%減少した半面、政府消費は1.0%拡大した。総固定資本形成は6.6%の大幅減少となった。貿易収支は5,320億フォリントの黒字で、GDPに2.2ポイントのプラス効果を及ぼしたが、増加ペースは減速している。輸出は1.9%増、輸入はサービス分野が低調で0.3%減少した。

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(1HUF=0.33JPY)

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