ブルガリアで有機農産物の生産が拡大している。欧州で有機食品への需要が高まっているためで、農業食品省のまとめによると、2011年の有機農産物の生産は前年から30%増加した。
\農業食品省のディミトロフ次官は5日、ソフィアで開催された有機食品をテーマとしたセミナーで講演し、11年の有機農産物の作付面積が2万6,622ヘクタールに達したことを明らかにした。品目別の作付面積は穀類(小麦、とうもろこし、大麦、ライ麦)が前年比20%、野菜類は60%それぞれ拡大した。また、多年生作物の作付面積も順調に拡大しており、クルミ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、クリは60%、プラムが40%それぞれ増加した。さらに、有機畜産も伸びる傾向にあり、昨年はヤギと羊が1万頭、蜂が5万8,000匹、バイソン200匹が有機畜産物として登録認定された。
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