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2012/7/11

ポーランド

独RWEイノジー、風力発電ファームの稼働開始

この記事の要約

独エネルギー大手RWE傘下で再生可能エネルギー事業を手がけるRWEイノジー(RWE Innogy)は2日、ポーランドのクシェンチンで発電容量14メガワット(MW)の風力発電ファームの稼働を開始したと発表した。これにより、 […]

独エネルギー大手RWE傘下で再生可能エネルギー事業を手がけるRWEイノジー(RWE Innogy)は2日、ポーランドのクシェンチンで発電容量14メガワット(MW)の風力発電ファームの稼働を開始したと発表した。これにより、同社がポーランド国内で運営する風力発電施設の合計発電容量は122MWとなった。

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RWEイノジーによると、クシェンチン風力発電ファームは1万5,000世帯の電力需要に対応することが可能で、年間3万トンの二酸化炭素(CO2)削減効果がある。同社のビュンティンク最高経営責任者(CEO)は声明で、「風力発電はポーランドの再生可能エネルギーの拡大に大きく貢献する。ポーランドは風力発電に適した立地が多く、ビジネス環境も魅力的だ」と指摘。2015年までにポーランド国内での設置容量を300MWに引き上げる方針を示した。RWEイノジーはポーランドの4カ所で風力発電ファームを運営しており、来年初頭にはダンスク近郊のノビ・スタフに39MWの施設が完成する。

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ポーランド政府は2015年まで、風力発電容量を毎年50MW拡張する目標を掲げており、「グリーン認証制度」によって再生可能エネルギーを推進している。

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