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2012/7/11

ポーランド

ポーランド政府系5社、シェールガス開発で協力協定

この記事の要約

ポーランドの石油・ガス採掘公社PGNiGは4日、同国北部のシェールガス開発事業でポーランド政府系企業4社(精銅大手KGHM、エネルギー供給公社タウロンとPGE、電力大手エネア)と協力協定を締結したと発表した。5社は、PG […]

ポーランドの石油・ガス採掘公社PGNiGは4日、同国北部のシェールガス開発事業でポーランド政府系企業4社(精銅大手KGHM、エネルギー供給公社タウロンとPGE、電力大手エネア)と協力協定を締結したと発表した。5社は、PGNiGが採掘権をもつウィジハーロウォ鉱区(バルト海沿岸)のガス探査・採掘事業に17億2,000万ズロチを共同出資することで合意した。資金は主に、採掘用特殊機械の開発に投入されるという。

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PGNiGは今年1月、KGHM、タウロン、PGEと、4月にはエネアと当該事業の提携で基本合意していた。PGNiGのグラジーナ・ピオトロフスカ‐オリヴァ社長によると、同社は現在、同国石油大手のPKNオルレンとも協力協定の締結に向けて交渉を進めているという。

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なお、ポーランド地質学研究所(PIG)は3月、シェールガスの推定埋蔵量を3,460~7,680億立方メートルに修正した。在来型ガスの産出量を含めると、3,460億立方メートルで35年間、7,680億立方メートルの場合で65年間、ポーランドは天然ガスを自給できるようになるとしている。

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