チェコ政府が、国内のウラン生産事業を強化する計画だ。ダウ・ジョーンズ通信が20日伝えた。まずは、ボヘミア・モラヴィア地方のロシュナ鉱山の採掘量を引き上げる予定という。
\ロシュナは中欧で唯一採掘が続けられているウラン鉱山。昨年は224トンのウランを採掘した。専門家は、同鉱山の可採年数を残り5年と推定している。
\このため政府は、新たな鉱床の探査事業に着手する意向だ。ベルシュコフ鉱床やホルニ・ベズニッチェ鉱床の可採埋蔵量を再確認し、リベレツ州でも化学処理によるウラン採掘の可能性を検討するとしている。
\なお、今回の計画は、チェコ政府が現在推進している原子力エネルギー利用強化政策の一環で、数年前から、通商産業省が国内のウラン探査事業の強化を求めていた。
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