2012/8/20

ポーランド

ポーランド政府、経済成長予測を2.5%で維持

この記事の要約

ポーランド財務省は21日、今年の国内総生産(GDP)が2.5%拡大するという従来の予測を維持することを明らかにした。鉱工業生産の成長率が今後鈍るのはほぼ確実だが、現時点では予測を引き下げる必要はないとの判断だ。\ 中央統 […]

ポーランド財務省は21日、今年の国内総生産(GDP)が2.5%拡大するという従来の予測を維持することを明らかにした。鉱工業生産の成長率が今後鈍るのはほぼ確実だが、現時点では予測を引き下げる必要はないとの判断だ。

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中央統計局(GUS)が同日発表した7月の鉱工業生産(速報値)は前年同月比で予想の4.3%を大きく上回る5.2%の伸びを示した。前月比では2.3%縮小した。季節調整済みでは、前年同月比で4.7%、前月比で2.4%拡大した。

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財務省は国外経済データの不振を踏まえ、7月の季節調整値で示されたような高い水準を維持することは難しいとの見方を示した。7月の鉱工業生産統計はポーランド経済の躍進を示すものでも、経済予測の修正を迫るものでもないと結論付けた。

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バンク・ザホドニWBK(BZ WBK)の主任エコノミスト、レルガ氏は「景気サイクルを考慮すれば立派な数値。当行も第3四半期のGDP成長予測を従来の2.4%で維持する」とコメントした。一方で、長期的には鉱工業生産が縮小するとの見方を示した。ただし、インフレ圧力が高いため、年内の利下げはないと予測している。

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