ハンガリー中央統計局(KSH)が発表した6月の鉱工業生産は、前年同月比0.6%増だった。特に自動車、食品の生産が伸びた。前年同月比では労働日数調整前・後ともに0.4%増。今年1-6月累計では前年同期比0.6%減少した。
\産業分野別に見ると、製造業の生産高は前年同月比0.9%増。自動車産業は13.1%増と引き続き好調で、特に自動車用電気電子部品が29%増と大きく伸びた。一方、コンピュータ・電子・光学機器は6.1%減。食品産業も食肉・生鮮食品加工業が活況を呈し11.1%増。鉱山業も9.7%増と好調だったが、エネルギー産業は4.6%減少した。
\鉱工業の6月輸出高は前年同月比6.2%増。輸出全体の4分の1以上を占める主力輸出品目である自動車は好調で15.5%増。一方、第2の輸出けん引力であるコンピュータ・電子・光学機器は低迷が長期化しており、6月も0.3%減で1年以上続く減少基調を進めた。国内の売上高は1.9%減少。1-6月累計では輸出売上が1.0%増、国内売上が1.7%減となった。
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