チェコ電力最大手CEZが10日発表した2012年上期(1~6月)決算は純利益が272億コルナとなり、前年同期から14%拡大した。電力販売価格の上昇とコルナ安による為替差益が寄与した。
\売上高は前年同期比9%増の1,130億コルナ、利払い・税・償却前利益(EBITDA)は10%増の484億コルナだった。12年通期の業績見通しは、純利益が410億コルナ、EBITDAが879億コルナとしている。
\CEZはテメリン原子力発電所の原子炉増設工事の建設計画を進めている。先月行われた建設工事の入札には、東芝傘下のウェスチングハウス(WH)やフランスのアレバ、ロシアのアトムストロイエクスポルト率いるロシアとチェコの企業グループが参加した。ベネシュ最高経営責任者(CEO)によると、12月の予備評価を経て、来年9月に工事の発注先を決定する計画だ。(1CZK=3.99JPY)
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