蘭トラックメーカーのDAFトラックスのロシア事業が好調な滑り出しを見せている。同社は昨年5月、ロシア市場におけるプレゼンスを強化するため、モスクワに独自の営業拠点を開設した。当初はモスクワとサンクトペテルブルクの2カ所だった販売・サービスディーラーは現在、13カ所となり、部品流通センターのパッカー・パーツもモスクワ近郊に持つ。販売・サービスディーラーは長期的に20カ所以上に広げる方針を示している。
\同社のロシア市場における2011年5月以降のトラック販売は累計で3,000台を超えたという。2011年通期の販売は1,500台を超え、欧州ブランドの間では6.9%の市場シェアを確保した。DAFトラックス・ロシアのアリー・ヘンドリックス社長は、2012年の販売では約2,700台、同市場シェアで10%を確保できるとの見通しを示している。
\同社は現在、ロシア市場で長距離トラック「XF105スペースキャブ」を販売している。今後の事業拡大に向け、「LH」シリーズと「CF」シリーズも投入し、ラインアップを拡充することを検討している。
\同社では、ロシアの大型トラック市場は全体で2011年の2万6,000台から、2015年までに3万6,000台を超えると予想している。
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