たばこ大手ブリティッシュ・アメリカン・タバコ（BAT）のハンガリー子会社はこのほど、ハンガリー南部の都市ペーチの生産設備を拡充する工事でシェル構造の建設を終えた。当該工事などにより、今年の投資額は30億ハンガリーフォリントに達するとみられる。同設備の貯蔵所の面積は630平米。新たに設けられた一角に2本の生産ラインを設置する計画で、12月までに当該工事を完了する。BATは約100年前に創業したが、ハンガリー進出は20年前から。同国事業に、これまでに450億フォリントを投資してきた。
\同社はハンガリーに2つの子会社を持ち、従業員は1,000人。14カ所の営業所と11カ所の物流センターを展開している。過去20年間にBATは同国で約7万8,000トンのたばこを買い付けた。昨年は4,845ヘクタールの耕地面積から約9,000トンを収穫した。
\同社はハンガリーで2万5,000店以上の小売店にたばこ製品を供給しており、同国で41.3％の市場シェアを誇る。昨年は売上高が前年の1,597億フォリントから1,728億フォリントに、利益も同7億5,800万フォリントから9億ユーロに拡大した。
\（1HUF＝0.34JPY）
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