物流大手のセンコー(本社・大阪市)は3日、カザフスタン国有鉄道(KTZ)と、物流業務全般で相互協力するための業務提携の覚書を締結したと発表した。
\両社は、カザフスタンでの国内及び国際物流、カザフスタンを経由する日本、韓国、中国から中央アジア、ロシア、欧州へのトランジット輸送の拡大に向け、ロジスティクスシステムや施設開発、先端IT技術の活用、競争力のある輸送ルート開発、輸送貨物の増大など、物流業務全般で相互協力する。
\特に、国際物流とトランジット輸送の発展に向け、新たな輸送ルートの開発、アジアとヨーロッパ大陸間におけるマルチモーダル輸送の強化、ロジスティクスシステムの改革や通関手続きの簡略化、最先端のIT技術を駆使した物流センターの開発などに取り組む。今後、両社の専門家によるワーキンググループを設け、東アジアとカザフスタン間やカザフスタンを経由する輸送貨物の拡大を目指す。
\センコーは、東アジアから中央アジアや欧州向けの貨物輸送でKTZのチャイナ・ランド・ブリッジ(CLB)を利用している。また今年12月に稼働予定のカザフスタンと中国の経済特区ICBCホルゴスで物流センターの建設を進めるなど、カザフスタンでの事業を拡大している。
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