2012/9/26

ロシア

ロスアトム、IAEAと原子力知識管理で提携

この記事の要約

ロシア原子力公社(ロスアトム)と国際原子力機関(IAEA)は18日、ウィーンで開かれたIAEAの年次総会で、原子力知識管理(NKM)における提携に向けた実施協定(PA)に調印した。ロスアトムの18日付プレス発表によると、 […]

ロシア原子力公社(ロスアトム)と国際原子力機関(IAEA)は18日、ウィーンで開かれたIAEAの年次総会で、原子力知識管理(NKM)における提携に向けた実施協定(PA)に調印した。ロスアトムの18日付プレス発表によると、同協定は提携に当たっての指針を示すものだ。ロスアトムは現在では知識管理が技術革新のカギとなっていると指摘したうえで、「知識の維持・伝達」だけにとどまらない知識管理の確立に貢献する意欲を示した。

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実施協定では、(1)国際会議の準備(2)IAEAが進める重要な知識の収集・管理プロジェクトの策定・実施(3)各原子炉型に関する知識の収集(4)NKMに関連するIAEAの専門家調査団への参加・支援(5)NKM指針の作成(6)同指針のロシア語訳支援(7)研修を目的とした専門家の相互派遣の可能性を探る調査――の7分野で協力することが定められた。

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実現に向けた作業はすでに始動しており、(1)については、12月にモスクワで国際会議「知識管理とイノベーション:テクノロジーリーダーに学ぶ(Management of Knowledge and Innovations: Lessons Learned from Technology Leaders)」が開催される予定だ。(2)についてもすでにプロジェクトがスタートしており、ロシアから作業グループへ参加する専門家が増えてきている。(4)も具体化に向けて計画が進む。

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