独フォルクスワーゲン(VW)傘下のチェコ自動車大手、シュコダは9月25日、本社のあるムラダー・ボレスラフ近郊のチェサナ(Cesana)にある技術・開発センターで拡張工事の定礎式を行った。3,400万ユーロ以上を投資してエンジンの試験センターを建設する。年150万台の販売を目指す成長戦略の実現に向けてラインアップを拡充するため、エンジンの開発能力を強化する。同センターは21種類のエンジンおよび部品の試験設備を備えている。
\シュコダは2018年までに販売台数を年150万台以上に拡大する成長戦略を進めている。同目標の達成に向け6カ月単位で新モデルまたはマイナーモデルチェンジモデルを市場投入することを計画している。
\新たな試験センターでは出力250~400kWの量産車向けエンジンのほか、モータースポーツ向けの出力400kWの高性能エンジンに対応できる試験設備を15台導入する。また、音響性や耐久性などの機能を試験するための設備も6台用意する。
\同試験センターではこのほか、液化石油ガス(LPG)や圧縮天然ガス(CNG)、エタノールなどの代替燃料に対応するエンジンも開発している。
\拡張工事にともない、同センターでは少なくともエンジニアを40人増員する方針を示している。
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