2012/10/10

チェコ・スロバキア

墺レンツィング、チェコのパルプメーカーを完全子会社化

この記事の要約

オーストリアの人工合成セルロース繊維大手であるレンツィングが、チェコのパルプメーカーBiocel Paskovを完全子会社化する。レンツィングはすでにBiocel Paskovの株式の75%を保有していたが、残り分につい […]

オーストリアの人工合成セルロース繊維大手であるレンツィングが、チェコのパルプメーカーBiocel Paskovを完全子会社化する。レンツィングはすでにBiocel Paskovの株式の75%を保有していたが、残り分についても、2010年4月に当該株式を買収した墺ハインツェルから取得することにした。

\

レンツィングは2010年以来、総額約1億ユーロを投じて、Biocel Paskovを変動対応キャパシティ生産拠点に改編した。2013年からは製紙用パルプに加え、セルロース繊維製造用のディゾルビングパルプの本格生産を開始する。同拠点では、すでに昨年の時点でディゾルビングパルプを約6万トン生産しており、今年は11万5,000トンの生産を予定している。

\

更なるボトルネック打開策とエネルギー効率の向上、新たな回収装置の導入によりBiocel Paskov は2013年にもディゾルビングパルプ生産において最も高性能で近代的なメーカーとなり、その定格生産容量は年間26万トンに拡大する見通しだ。

\
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |