2012/10/10

ロシア

ガスプロム、ナノテク塗料で設備の寿命延長狙う

この記事の要約

ガスプロムとルスナノの経営陣はこのほど、共同で取り組んでいるナノテク製品の開発およびガスプロムの生産設備への導入について会議を開き、今後の方針を確認した。ガスプロムは新製品の応用で大幅な経費削減を狙っている。\ 両社の提 […]

ガスプロムとルスナノの経営陣はこのほど、共同で取り組んでいるナノテク製品の開発およびガスプロムの生産設備への導入について会議を開き、今後の方針を確認した。ガスプロムは新製品の応用で大幅な経費削減を狙っている。

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両社の提携では、ルスナノの開発会社がガス産業向けナノテク製品の開発に当たっている。なかでも、プラカルトが取り組んでいる耐腐食性に優れたメタライズド塗料が有望だ。大型設備を解体せずに塗装できる蒸着法を用いた実地試験が重ねられている。

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ガスプロムのアストラハン・ガス加工プラントでは塗装を施した表面加工設備の腐食が遅くなり、操業寿命を延ばす効果が確認された。ガス生産・輸送・地下貯蔵のほか、オフショア施設の建設への応用も検討されている。

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水・溶液浄化膜と省エネ設備については、年内に実用試験の具体化について意見を交わすことが決まった。

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ガスプロムのミレル最高経営責任者(CEO)は、提携を通じてコストの最適化を図りたいと話した。例えば、耐腐食性塗料でパイプの寿命を延ばし、調達・運営費の縮小につなげる意向だ。この点に関しては、今月中にガスプロム、ルスナノおよびロシアのパイプメーカーが話し合いを持つ予定となっている。

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