イタリアのエネルギー最大手ENIのスカローニ社長は2日、カザフスタンの首都アスタナで開かれた第7回『カゼルナジー・ユーラシア・フォーラム』でナザルバイエフ大統領と談話し、同国の石油・ガス開発プロジェクトの重要性とENIの積極的な支援姿勢について再確認した。
\ENIはカザフスタンが推進するカシャガンやカラチャガナックでのエネルギー資源開発プロジェクトに参加。2009年には現地国営会社カズムナイガスと、同国の産業インフラへの投資で提携合意している。同社の発表によると、スカローニ社長は同提携の進捗状況のほか、カスピ海での造船所建設および国内西部のガスタービン発電所の共同開発プロジェクトについて、ナザルバイエフ大統領に報告した。
\ENIのカザフスタン進出は1992年にさかのぼる。カラチャガナックでの天然ガス・コンセンデート開発での提携や、世界有数の巨大油田とされるカシャガン油田開発プロジェクトNorth Caspian Sea PLCにも資本参加している。
\
