2012/10/10

CIS諸国

スイス・ベラルーシの合弁電車工場が着工、来年稼動へ

この記事の要約

スイスのシュタッドラーとベラルーシのベルコムンマシュの合弁電車工場が4日、着工した。来年中に生産を開始する見通しだ。ベルコムンマシュのコロル取締役が明らかにした。プロジェクトの規模は5,000万ユーロで、合弁会社エレクト […]

スイスのシュタッドラーとベラルーシのベルコムンマシュの合弁電車工場が4日、着工した。来年中に生産を開始する見通しだ。ベルコムンマシュのコロル取締役が明らかにした。プロジェクトの規模は5,000万ユーロで、合弁会社エレクトリック・トレインに対する出資比率はシュタッドラーが60%、ベルコムンマシュが40%となる。

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工場はミンスク州ジェルジンスク地区ファニポールのミンスク自由経済地区内に設置する。敷地面積は18.9ヘクタール。

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来年に第1期投資が完了すると、シュタッドラーの部分低床式電車「FLIRT」を年間18編成、トラムを30編成、電車・トラム用構造部品を40組生産できるようになる。第2期投資が完了する2016年以降は、「FLIRT」30編成、トラム100編成、トロリーバス500台、構造部品40組に年産能力が拡大する。

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シュタッドラーによると、ベラルーシ鉄道に納入した製品の評価が高かったことがきっかけとなり、合弁プロジェクトがスタートした。工場稼動当初はベラルーシ鉄道向けに製造する予定だ。国内路線向けに新しい近郊列車を設計する計画もあるという。ベラルーシに限らず、ロシアやカザフスタンにも販路が開けると期待している。また、ベラルーシで生産した部品を西欧に出荷することも予定する。

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