トルクメニスタンの首都アシュガバードで16日、独立国家共同体(CIS)鉄道輸送協議会の第57回総会が開催され、各国の鉄道分野の専門家など1,500人を超える参加者がCIS地域における鉄道輸送のあり方について話し合った。
\総会では2013~14年の国際列車の運行スケジュールの見直しを行い、合計219本の列車の運行スケジュールが暫定的に定められた。スケジュールの決定にあたっては現行の運行体制における国際列車の運行頻度と乗車率を検討し、旅客のニーズに十分に応えていない運行ルートが特定された。また、国境を越える列車の円滑な運行を確保するため、各国の鉄道当局が時間調整などについて個別に協議することが決定された。さらに、輸送効率を向上させるため列車の平均速度を上げることや、車両をより有効に活用することなどでも合意した。13~14年の国際列車の運行スケジュールは来年2月1日までに正式決定され、同5月26日午前0時(モスクワ時間)から実施される。
\CIS鉄道輸送協議会はソビエト連邦崩壊後の1992年に、旧ソ連諸国間の円滑な鉄道輸送を確保するための調整の場として発足した。同協議会にはアゼルバイジャン、アルメニア、ベラルーシ、グルジア、カザフスタン、キルギス、ロシア、モルドバ、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、ウクライナのほかオブザーバーとしてラトビア、エストニア、リトアニア、ブルガリア、が参加している。
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