2012/11/21

バルト三国

タリン港、工業団地整備で中国CCOECと提携

この記事の要約

エストニアのタリン港湾運営会社は15日、中国輸出企業向け工業団地の共同整備で、中国海外経済合作総公司(CCOEC)と契約を交わしたと発表した。欧州連合(EU)の加盟国で、魅力的な市場であるロシア北東部に近い地の利を生かし […]

エストニアのタリン港湾運営会社は15日、中国輸出企業向け工業団地の共同整備で、中国海外経済合作総公司(CCOEC)と契約を交わしたと発表した。欧州連合(EU)の加盟国で、魅力的な市場であるロシア北東部に近い地の利を生かし、中国企業を誘致する狙い。

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タリンの東方17キロメートルに位置するエストニア最大のムーガ港、西方50キロメートルに位置するパルディスキ南港に保税地域を設けて、中国企業に供給センターや生産拠点の設置をうながす。誘致に当たって、CCOECの持つネットワークが有利に働くと見込む。

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CCOECは中国のエンジニアリング企業の輸出を仲介する国営企業で、国外で数多くの大規模なインフラ整備プロジェクトを推進している。

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エストニア貨物鉄道会社EVRカーゴが中国北車傘下の北京二七軌道交通装備から入換機関車16台を購入するのに当たっても、CCOECが契約パートナーとなっている。

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