ポーランドの情報技術(IT)最大手アッセコがこのほど発表した2012年1-9月連結業績は、売上高が40億ズロチとなり、前年同期から13%増加した。特別要因を除いた純利益は8%増の2億9,400万ズロチだった。
\自社ソフトウエア・サービス事業は引き続き好調で、売上高が20%増の31億ズロチに上った。同部門は売上全体の77%を占め、同社の成長けん引力となっている。国外事業の売上シェアは72%で、特に売上が伸びたのはイスラエル(39%増)とスロバキア(11%増)だった。ただ、営業利益ベースで見ると国外事業の貢献度は50%に下がる。今年9カ月間の新規契約数は1,700を超え、11月7日までの受注高は前年比14%増の53億ズロチに上る。
\アッセコは欧州のITソフト・サービス大手として事業拡大を加速させるため、国内競合先シグニティの買収を試みたが独禁法の問題などで断念。ゴラル社長によると、小規模の競合先買収を引き続き狙うほか、ロシアへの事業進出も計画している。
\(1PLN=25.98JPY)
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