ハンガリー中央統計局(KSH)が19日発表した9月の建設業生産高は労働日数調整前・後ベースともに前年同月比6.8%増、前月比では季節調整後で5.1%増となった。1-9月累計では今年前半の市場低迷を反映して前年同期を5.0%下回った。
\9月の部門別生産高は、建築物工事が前年同月比4.2%増、公共土木工事は道路や鉄道の建設工事などが活発だったことにより9.4%の大幅増となった。一方、前月比では建築物工事が6.5%増だったのに対し、公共土木工事は0.6%の小幅増にとどまった。
\9月の建設工事新規受注高は1年前に比べ1.8%増えた。建築物工事では7.5%減ったが、公共土木工事では特に道路工事と汚水・ごみ処理施設プロジェクト関連工事の受注が好調で、10.5%増えた。9月末時点の受注残高は1年前の低い水準から7.3%回復したが、建築物部門では16.4%の大幅低下、公共土木部門は20.7%増と明暗が大きく分かれた。
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