独自動車部品メーカーのカイザー・オートモーティブは21日、拡張工事を終えたハンガリー工場の開所式を行った。生産能力の増強は需要拡大に対応するための措置。現地英字紙『ブダペストビジネスジャーナル』(電子版)によると、ハンガリー子会社のカイザー・オートモーティブ・フンガリアでは、取引先の需要拡大により、生産能力を60~70%引き上げる必要が生じたという。
\同社はハンガリー北西部のコマーロムに工場を持つ。『ブダペストビジネスジャーナル』紙によると、拡張工事の投資は7億フォリント。新たな生産棟の面積は3,200平方メートルで、燃料パイプ、エアダクト、プレッシャーバルブなどを生産する。工場拡張に伴い新たに約50人の従業員を採用した。カイザー・オートモーティブ・フンガリアの従業員数は現在、契約社員も含めると144人。同社は、フォルクスワーゲングループ、ダイムラーのほか、スズキのハンガリー子会社であるマジャール・スズキを顧客に持つ。2012年の売上高は30億3,000万フォリント。このうち23億7,000万フォリントが輸出売上となる見通しという。(1HUF=0.38JPY)
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