2012/12/19

ポーランド

電気通信市場が縮小

この記事の要約

ポーランドの市場調査会社PMRによると、2011年の電気通信市場(携帯電話、固定電話、データ送信の各サービスの売上高)の規模は390億ズロチとなり、前年から0.4%縮小した。有料テレビサービスを含む市場規模は450億ズロ […]

ポーランドの市場調査会社PMRによると、2011年の電気通信市場(携帯電話、固定電話、データ送信の各サービスの売上高)の規模は390億ズロチとなり、前年から0.4%縮小した。有料テレビサービスを含む市場規模は450億ズロチで、前年から1%拡大した。

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2011年の携帯電話サービスの売上高は260億ズロチで、電気通信市場におけるシェアは65%だった。ポーランドの携帯電話市場は飽和化の進行や競争の激化、接続料金の下落などによって事業環境は厳しくなっているものの収益力が最も高い分野であり、携帯電話サービス上位3社の合計EBITDAマージンは35%に達している。一方、固定電話による通話サービスは携帯電話の成長と反比例する形で減少しており、昨年は2けたの落ち込みを示した。

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大手通信会社の市場シェアは縮小傾向にある。TP、PTKセンターテル、ポルコムテル、テレフォニカの上位4社のシェア合計は2009年の85%から昨年は77%に低下した。

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PMRは、市場の飽和化と電気通信関連規制の変更によって通信市場の縮小傾向は来年も続くと予測。着信接続料(MTR)の引き下げが収益を圧迫する一方で、データ送信サービスの増加と、スマートフォン販売の増加傾向は続くとの見方を示している。(1PLN=27.18JPY)

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