チェコ労働・社会問題省が10日発表した11月の失業率は8.7%で、10月の8.5%から悪化した。新たに約50万人の失業者が出た計算になる。また、雇用事務所の求職登録者数は50万8,398人で前月比2.4%増加した一方、求人数は3万8,806件で4.7%減少し、雇用市場が冷え込んできたことを示した。
\チェコでは失業率の集計母体を主婦や早期年金受給者などを除く実質経済活動者としていたが、年初から15~64歳の総人口に切り替えたため、新統計では従来に比べ失業率が低めになっている。11月末時点の失業率は前月より0.1ポイント高い6.8%。
\失業率が最も高いのは北モラビアのイェセニーク、ホムトフ、ブルンタルガ、東ボヘミアでのハヴリクフ・ブロートだった。前月に比べ失業率が上昇したのは75地域で、悪化が著しいのは南ボヘミアのインドリフフ・フラデック、北モラビアのイェセニーク、西ボヘミアのクラトヴィ、南ボヘミアのチェスキ・クルムロフだった。
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