オーストリア銀行大手エルステのルーマニア子会社で国内最大手のBCRが、従業員の18%に当たる1,600人を削減する。景気後退にともなう不良債権増大で経営が悪化しているためだ。採算割れの約60支店も閉鎖する。今後12~18カ月以内に再編を完了する。
\これらの措置で2年以内に2,500万レウ(7,400万米ドル)の経費削減を狙う。また、増資を通じてBCRに110億ユーロを注入する。
\今後は国内通貨レウ建ての融資に力を入れる方針だ。
\BCRはすでに今年1-9月期に700人を削減している。来年には不良債権が減少に転じ、黒字に復帰すると見込む。また、2014年にはリテール事業で4~6%、法人事業で7~9%の成長を予測する。
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