カザフスタン西部アクタウ市がクリーンエナジー・プロジェクトに着手する。市営ゴミ処理会社コクテムが導入を計画している廃棄物処理工程を利用して発電する施設は、旧ソビエト体制下に設置された効率の悪いゴミ処理施設が現在でも使われている同国で先例のひとつとなる。最終的に埋め立て処理されるゴミの量も大幅に減らすことができ、環境性が非常に高い。
\コクテムはゴミ処理・発電統合設備とゴミ埋め立て場を建設するため、総額24億テンゲ(1,270万ユーロ)を国外の融資機関から調達する。クリーンテクノロジーファンドが800万米ドルを融資するほか、EBRDがシェアホルダースペシャルファンドを通して融資する約80万ユーロと韓国ドナーファンドからの約30万ユーロがプロジェクトの管理、設計、エンジニアリング、研修、施設のオペレーション調整などの費用に使われる。政府も保証供与でプロジェクトを支援する。
\ERBDはこれまでカザフスタンで157プロジェクトに総額59億米ドルを融資したほか、54億米ドルの協調融資を呼び込んでいる。
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