2013/1/16

ロシア

ロシア肥料大手アクロン、12年1-9月期は増収増益

この記事の要約

ロシア肥料大手のアクロンが11日発表した2012年1-9月期決算は、純益が前年同期比13%増の117億2,000万ルーブルに拡大した。売上高は16%増の534億7,000万ルーブル(17億2,000万米ドル)、利払い・税 […]

ロシア肥料大手のアクロンが11日発表した2012年1-9月期決算は、純益が前年同期比13%増の117億2,000万ルーブルに拡大した。売上高は16%増の534億7,000万ルーブル(17億2,000万米ドル)、利払い・税金・消却前利益(EBITDA)は7%増の152億2,000万ルーブル(4億9,000万ドル)で、利益率は3ポイント減の28%に縮小した。有利子債務は27%増の428億1,000万ルーブル。

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アレクサンドル・ポポフ社長は、昨年7月のオレニー・ルーチ(Oleniy Ruchey)鉱山の操業開始で、リン生産の垂直統合が完了したと成果を強調。先月にはリン灰石濃縮物(アパタイト・コンセントレート)の生産を開始し、今年半ば以降はグループ内での原料調達が可能になるとコメントした。また、2012年3月には年産能力33万5,000トンの尿素工場が稼動した事にも触れた。

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アクロンは本国ロシアのほか、中国、カナダ、エストニアで事業を展開する。また、ポーランド化学最大手のタルヌフの少数株を保有する。

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