2013/1/16

ロシア

ドイツ銀行、ロシアで中小企業顧客を開拓へ

この記事の要約

独最大手銀行ドイツ銀行はロシアの法人向け業務のあり方を見直す。これまでは大企業に焦点を絞ってきたが、今後は中小企業にもすそ野を拡大。また現地企業の国外事業を支援していく。ロシア事業の統括責任者となったパウエル・テプルーチ […]

独最大手銀行ドイツ銀行はロシアの法人向け業務のあり方を見直す。これまでは大企業に焦点を絞ってきたが、今後は中小企業にもすそ野を拡大。また現地企業の国外事業を支援していく。ロシア事業の統括責任者となったパウエル・テプルーチン氏が独『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。

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同氏は、「Deutsche Bankと取引をしたい潜在的な顧客は(ロシアに)数多くいる」と指摘。ただ、当局の規制の影響で同国の顧客に販売できない金融商品があるなど、障害があると述べた。

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テプルーチン氏はロシアの投資銀行Troika Dialogの創設者の1人で、同国の投資ファンド法の「設計者」と見なされているという。Troika Dialogでは資産管理事業を統括していた経緯があり、富裕層に厚い人脈を持つ。このためDeutsche Bankでは資産管理事業も強化する意向だ。

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個人顧客を対象とするリテール事業には進出しない。市場競争が激しいほか、ロシアの大手銀行が強い力を持っているためだ。

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