2013/2/6

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

独フレゼニウス、セルビア工場に新生産ライン

この記事の要約

独ヘルスケア大手フレゼニウス・メディカル・ケア(FMC)は1月25日、セルビア北東部ヴルシャツ工場に、透析用血液回路の第3生産ラインを開設した。これにより、同工場の血液回路の生産能力は年間1,200万ユニットに拡大する。 […]

独ヘルスケア大手フレゼニウス・メディカル・ケア(FMC)は1月25日、セルビア北東部ヴルシャツ工場に、透析用血液回路の第3生産ラインを開設した。これにより、同工場の血液回路の生産能力は年間1,200万ユニットに拡大する。

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第3生産ラインは60万2,000ユーロを投じて建設された。生産能力の拡大に伴い、従業員も112人増員する。ヴルシャツ工場では血液回路のほかに透析用濃縮液を生産しており、製品の95%は輸出向けとなっている。

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フレゼニウスは1993年にセルビアに進出した。ベオグラードとヴルシャツに拠点を持ち、669人を雇用する。2014年11月にはヴルシャツのテクノロジーパークに総面積1万320平方メートルの工場を開設し、既存工場の生産を移管、血液回路の生産能力を年間2,400万ユニットに引き上げる計画だ。セルビア国営のタンユグ通信によると、新工場の従業員数は最終的に1,150人に拡大する見通し。同社はまた、ベオグラード、ニシュ、ノビ・サドで5つの透析クリニックを運営し、100人のスタッフを擁する。

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